Google、AndroidでRISC-Vのサポートを表明
昨年 12 月に開催された RISC-V サミットの基調講演の中で Google は Android において RISC-V のサポートを表明したと伝えられています。
RISC-V は CPU など半導体向けの命令セットアーキテクチャー(ISA)の一種です。オープンでフリーな ISA なので、RISC-V に基づくチップセットの開発でライセンス料や使用料を支払う必要がなく、自由で低コストに開発できるメリットを持っています。多くの企業はこうした利点を活かしてこれまでに様々な RISC-V ベースのデバイスを開発しており、その恩恵が Android にもたらされることになりそうです。
RISC-V サミットでは、Android のエンジニアリングディレクター Lars Bergstrom 氏によって RISC-V のサポー音が発表されました。同氏は、「RISC-V が Android のティア 1 プラットフォームと見なされるようになることを期待しています」と延べるなど、現状の ARM 依存からの脱却を示唆する内容の発言も見られたそうです。
また、同氏によると、現在も機能は制限されていますが、RISC-V で動作する Android をダウンロードすることは可能ですが、まだアプリのランタイム ART はサポートしておらず、これは 2023 年第一四半期中にサポートされる見込みです。
Source : Ars Tecnica
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