Qualcomm、ミッドレンジスマホ向け「Snapdragon 7 Gen3」を発表
Qualcomm は 11 月 17 日、ミッドレンジスマホ向け新 SOC「Snapdragon 7 Gen3」を正式に発表しました。Qualcomm によると、Snapdragon 7 Gen3 を搭載したスマホは Honor や Vivo を通して今月下旬にも発表されます。
Gen3 は TSMC 4nm プロセスで製造され、Snapdragon X63 5G モデムを統合した SoC です。前世代(Gen2)から全体的に改良されていますが、その中でもオンデバイス AI 処理のワット当たりの電力消費が 60% も削減され、より少ない消費電力で AI タスクを実行できる点が大きな特徴として紹介されています。
また、CPU は 1 + 3 + 4 のコア構成を採用し、最大クロック周波数を 2.63GHz に引き上げたことで、前世代からパフォーマンスは 15%、電力効率は 20% 向上しています。また、GPU は HDR グラフィックを最大 50% 高速にレンダリングできるようになり、ゲーム実行中の安定性が改善されました。
イメージングの分野では最大 200MP 記録と一度に 3 つのカメラでの同時記録に対応し、新たにハードウェア処理による AI リモザイク(変色や粒状感を除去)、AI ノイズリダクション、AI ビデオレタッチ(HDR のような効果を適用)といった新機能が導入され、Android 14 の Ultra HDR 撮影にも対応しました。
他にも、スマホを 5 分間の充電で最大 50% 充電できる Quick Charge 5 をサポートし、5G のスループットは最大 5Gbps に引き上げられ、Wi-Fi 6/6E や Bluetooth 5.3、LE Audio、Auracast などの比較的新しいワイヤレス技術にも対応しました。
Source : Qualcomm
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