NVIDIAの第4世代Tegra ”Wayne”(Tegra 4)は2バージョンあり?8コアのCortex A15 CPU搭載?
NVIDIAのモバイル向けSoC”Tegra”、現在は2コアCPU・8コアGPUのTegra 2が出荷されており、それを搭載した製品がスマートフォンやタブレットを中心に多数市販されています。2月に発表された次世代Tegraとなる4コアのCPU・12コアのGPUなどを搭載する”Kal-El”は今年の夏に出荷される見込みでまだそれを搭載した製品は市販されていない中、BrightSideOfNewsが”Kal-El”の次のTegraとなる”Wayne”の概要について伝えています。詳細は極秘のため、情報元が特定されないよう名前は公開されていません。
記事によると、NVIDIAはTegra 4と呼ばれることになると思われる”Wayne”を開発中で、今年12月より端末・ソフトウェアベンダーに対してサンプル出荷する見込み。2012年10月のWindows 8のリリースに間に合わせるためのことだそうです。
”Wayne”では、製造プロセス28nm・最大2.5GHz駆動のARM Critex A15 MPCoreがCPUに採用され、2バージョンのSoCが準備されているそうです。一方は4コア1.5GHz駆動のCPUと24コアのGPUを搭載するタブレットやスマートフォン向けSoC。SoC全体としての性能はTegra 2と比較して10倍。もう一方は8コアのCPUと32~64コアのGPUを搭載するタブレットやネットブック向けで、DirectX11、OpenGL4.x、OpenCL 1.x、NVIDIA PhysX物理エンジンをサポートするそうです。
NVIDIAは2月のMWCで次世代Tegra”Kak-El”を含む2014年までのTegraロードマップを公開し、2012年にはTegra 2比較で10倍程度高性能な”WAYNE”、2013年には50倍程度高性能な”LOGAN”、そして2014年には75倍程度高性能な”STARK”の開発を計画していることが知られています。
Source : BSN
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