英ARM、次世代ARMコア「ARM Cortex A15(Eagle)」を発表、最大2.5GHz駆動

投稿日時 9月 10th, 2010 by juggly 投稿カテゴリ » Androidニュース
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みなさんがお使いのスマートフォンのほとんどに使われているチップセットには、CPUコアとして英ARMのものが使われていますが、英ARMは8日、次世代CPUコア「ARM Cortex A15(MP)」を発表しました。

今回発表されたARM Cortex A15は、今年初めごろに行われた英ARMの決算説明会で明らかにされたもの(だったかな)で、開発コードは”Eagle”。従来のARM Coretex Aシリーズの後継版として位置づけられています。

CPUベースにするとデュアルコア、クアッドコアで実装され、MAX2.5GHzまでクロックが上げられるそうdす。既存のARM Cortex A9と比べて性能は5倍速、より高い解像度のディスプレイをサポートすると言われています。

通常、スマートフォンにはCPUやGPU、通信モジュール、センサー類などをセットにしたSoC(Systems on Chip)と呼ばれるチップセットが搭載されています。これがQualcommのSnapdragon、SamsungのHummingbirdやOrion、TIのOMAP、NVIDIAのTegraだったりするわけですが、そのSoCとして今回発表されたARM Cortex A15を搭載したものは2012年に登場するだろうと言われています。なので実際にARM Cortex A15が搭載された端末が出てくるのはその先数年の間ということになりますね。

現状は、まだ現行最新のARM Cortex A9を搭載したSoCが発表されたばかりといった感じですね。NVIDIAはいち早くTegra2でそれを搭載しており、そのTegra2を搭載した製品も続々発表されている状態なので一歩リードしているという感じです。つい先日、SamsungがARM Cortex A9を搭載した”Orion”というSoCを発表したばかりです。QualcommはMSM8x60、QSD9762でそれを搭載しています。TIもOMAP4シリーズsでそれを搭載しています。

しかし、先日お伝えしたように、TIは他よりも一足お先にARMとこのARM Cortex A15のライセンス契約を交わしているため、もしかするとTIが最初に新しいコアを持ったSoCを発表するかもしれません。とにかくまだ先の話ですね。今年末~来年にかけてはARM Cortex A9全盛でしょう。ARM Cortex A9もデュアル、クアッドコアに対応しています。

Source:ARM、Via:UnwiredView