Samsungの新フラッグシップ「Galaxy S7 edge(SM-G935FD)」 開封の儀&ファーストインプレッション
海外で 3 月 11 日に発売された Samsung の新フラッグシップスマートフォン「Galaxy S7 edge」を入手したので早速開封の儀を執り行います。
Galaxy S7 edge は昨年国内でも発売された Galaxy S6 edge の後継モデルで、画面の端の部分が湾曲したエッジディスプレイを搭載しているところが特徴です。また、Galaxy S6 edge から画面サイズが拡大し、画面の見やすさも向上しました。
Galaxy S7 edge の進化ポイントは、スリムになったボディデザイン、新プロセッサの採用による高速化、カメラスペックの強化による写真・動画画質の向上、バッテリー容量の増加による持続性の向上といったところです。
今回入手したのは Galaxy S7 edge のグローバルモデル「SM-G935FD(デュアル SIM)」のシンガポールモデルです。カラーは「Black Onyx」となります。日本にも発送してくれる Etoren で購入しました。
■ Etoren
http://jp.etoren.com/collections/samsung-s7-edge
同梱品は Galaxy S7 edge 本体、USB ケーブル、OTG アダプタ、カナル型イヤホン、取説などの書類。
イヤホンはプラスチックのケースに入っていました。
Galaxy S7 / S7 edge にはデータ移行用に OTG アダプタが同梱されています。
改良された Galaxy S7 edge のボディデザイン
基本的な筐体デザインは Galaxy S6 edge からほとんど変化していません。メタルフレーム・シャシーと前後にガラスパネルを取り付けた構造です。
しかし、フレームの表面の仕上げが Galaxy S6 edge よりも滑らかになり、前後のガラスパネルのエッジ部分が丸く処理されているので、本体サイズは Galaxy S6 edge から大きくなりましたが、Galaxy S6 edge よりもフィット感がよくなったので、片手で持ちやすくなったと感じました。
カメラ部分の飛び出しが軽減され、カメラが指に引っかかることが減りました。
Galaxy S7 edge の筐体サイズと質量は 150.9 x 72.6 x 7.7mm / 157g です。Galaxy S6 edge が 142.1 x 70.1 x 7.0mm / 132g なので明らかに大きくなり、重たくもなっています。
また、ブラック系の標準カラーが前作ではネイビーでしたが、ほぼブラックに近い色合いに変わりました。
他の改良点としては、キャップレスなのに、IP68 の防水・防塵に対応したことが挙げられます。また、前作はなかった Micro SD カードも利用できるようになりました。
右側に電源ボタン、左側にボリュームボタンがあるという仕様は変化無し。
ボタン周りの仕様も同じです。中央のホームボタンには指紋リーダーが内蔵されており、指紋認証を利用できます。ボタンが若干大きくなったので、指を乗せやすくなりました。
Galaxy S シリーズの伝統はやはり Super AMOLED ディスプレイの採用でしょう。ディスプレイサイズは 5.5 インチに拡大しましたが、解像度は前作と同じ 2,560 × 1,440 ピクセル(WQHD)です。画面が大きくなった分だけ UI や文字は見やすくなりましたが、画面の発色や最高輝度に大した差は見受けられませんでした。
Galaxy S7 の性能
メインプロセッサには、新開発の「Exynos 8890」が使用されています。このプロセッサは従来の Exynos プロセッサとは違って Samsung 独自の CPU コア(M1 コア)が使用されており、高負荷時の処理性能がグ~ンと向上。GPU も強化されたのでグラフィックス性能も大幅に向上しました。
ただ、Galaxy S6 edge でも UI はサクサク・ヌルヌルだったので、アプリの実行速度や UI の動きに体感的な差はほとんど感じられません。それでも Antutu ベンチマークアプリのスコアには大きな開があります。
Galaxy S7 edge のカメラ
リアカメラは 1,200 万画素に下がりましたが、デュアルピクセル仕様のイメージセンサーを採用して、低光時と暗所での明るさ、画質、フォーカス速度を改善しています。それは(Samsung 基準で)iPhone 6s Plus と比較して優れているとアピールしているほどです。また、レンズも開放 F 値 1.7 のものを前後に採用しているので、明るさにはかなり期待できます。フロントカメラは 500 万画素です。
カメラの UI は前作からほぼ変わりなくといった感じでした。
実際に使ってみて感じたことは暗い場所でも明るく、そして綺麗に撮影できたことです。次の写真は店内が比較的暗いイタリアンのお店で撮影した写真なのですが、メニューは紙の白を再現しており、普通に読めます。また、店内もかなり明るく撮影できました。
Galaxy S7 edge は Android 6.0.1 Marshmallow を搭載しています。ファームウェアの中身が Galaxy S6 edge 用と共通なのか、外観や機能は Galaxy S6 edge とほぼ同じ。
しかし、スリープ中に時刻やカレンダーを表示する「Always On Display」や UI サイズを縮小する「片手モード」などの新機能が追加されていました。
Galaxy S7 edge には側面の湾曲した表示領域を活用したエッジスクリーン機能があります。Galaxy S7 edge は画面サイズが拡大したのでエッジスクリーン利用時に表示されるアイコンやコンテンツも拡大しています。しかし、機能的には Android 6.0.1 版 Galaxy S6 edge と変わりありませんでした。
バッテリー容量は 3,600mAh に増えました。ディスプレイサイズも拡大したのでバッテリーの増え幅が直接使用時間の延長には繋がるとは予想していませんでしたが、私なりに「普通」に使っても(外出 2 時間を含む) 15 時間 6 分も使用でき、これで残量は 12% 残っていました。
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