ChromeをHTTPS優先に切り替えてネット利用の安全性を高める

投稿日時 12月 29th, 2022 by juggly 投稿カテゴリ » ブログ
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Chrome でのネット利用をより安全なものにするために Chrome に備わっている、「常に安全な接続を使用する」を有効にしてみましょう。

日常のネット利用時に HTTP 接続か HTTPS 接続かを意識することはそれほど多くないと思いますが、今は常時 HTTPS 化が基本で、HTTP 接続は安全ではないとされています。多くのサイトは既に HTTPS 化されていますが、中には今だに HTTP しか対応していないサイトもあり、様々なサイトで個人情報をやり取りする現代のネット社会においては、プライバシー保護の観点からできれば HTTP での接続は避けたいものです。

Chrome の「常に安全な接続を使用する」オプションはデフォルト無効となっており、HTTP も HTTPS も同等にアクセスできます。オプションを ON にすると、HTTPS を優先させ HTTPS で接続されるようになりますし、もし、HTTP しかサポートしていないサイトにアクセスした場合には画面に安全ではないと警告を表示し注意を促してくれます。

設定は、Chrome の設定メニューを開き、「プライバシーとセキュリティ」→「常に安全な接続を使用する」を ON に切り替えるだけです。

HTTPS 接続であることを確認するには、アドレスバー左に鍵アイコンが表示されているかどうかで判断します。HTTP の場合は警告マークが表示されます。

HTTP はネットの黎明期から存在し、いまだに多くのサイトで用いられていますが、通信内容は平文でやり取りされるので、通信が傍受された場合には内容が知られてしまいます。一方、HTTPS では、通信内容を暗号化するだけでなく、SSL 証明書により第三者機関がサイトの身元を証明してくれるのでサイトの所有者情報を確認したい時にも役に立ちます。