スタジアムやドームでの写真撮影ならカメラやレンズはどんなものを持っていけばいい?

投稿日時 1月 8th, 2019 by juggly 投稿カテゴリ » ブログ
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プロ野球の 2019 年シーズンはスタジアムやドームへ行き、選手やチアリーダーたちをきちんとした写真に収めたいとお考えの方に向けて、どのようなカメラとレンズを使うのが良いのか、その参考になればと思い、2018 年シーズン中に私が野球観戦から得た知識や情報をお伝えしたいと思います。

写真が撮れればそれでいいならスマートフォンでも十分なのですが、スマートフォンのズーム機能は基本デジタルズームですし、光学ズームに対応している機種もありますが、使用しているレンズは広角レンズでしかも倍率は 2~3 倍が限界なので選手たちをあまり大きく写すことはできません。やはりスタジアム撮影では望遠レンズが必須。そうすると使用するカメラもレンズ交換型のデジタル一眼レフやニラーレスカメラになってしまいます。

目指すはスポーツ雑誌やテレビ映像のような大きくて鮮明な画です。しかし、写真はいくら高価な機材を揃えても、経験に基づく知識や腕、堪がものを云う世界ですからプロの作品に匹敵する写真ヲ撮影することは難しい。それでも比較的手頃な価格の機材を使用すれば SNS で共有したり WEB で公開できるレベルの仕上がりにはなると思っていますので、どういうカメラとレンズを使用するのが、趣味で撮影している素人の私に適しているのかをいくつかの作例と共にお話したいと思います。

私は 2018 年シーズンにカメラの勉強の一環でヤフオクドームに通いました。その中ではいくつかのスマホやカメラ、望遠レンズを用いて撮影しており、この経験からスタジアムやドームでの撮影に適したカメラやレンズが少し見えてきた気がします。

それではまず、スマートフォンで撮影した写真をお見せします。おそらく後に続くカメラ + 望遠レンズで撮影した写真との比較基準になるはずです。一塁側内野席の比較的上の段(S 指定)からスマホ(Xiaomi Mi 8)で撮影した場合が次の写真です。

(被写体は異なりますが)Mi 8 のデジタルズームを最大にしてバッターを写すと、被写体はかなり大きくなりますが、全体的に不鮮明でさすがにこれは公開できません。

では、同じ座席から今度は APS-C センサーを搭載した比較的安価なミラーレスカメラ「EOS M100」を使用して 200mm(換算 320mm) の焦点距離で撮影すると、次の写真のように写せました。バッターの大きさはスマホカメラより若干大きい程度ですが、画質や鮮明さが全然違いますよね。

同じカメラと焦点距離で今度はピッチャーを撮影すると、次の様な感じになりました。

EOS M100 + 200mm の焦点距離でも悪くはないのですが、被写体のサイズは物足りないですよね。そこで今度は 300mm の焦点距離(換算 480mm)でマウンドに集合する選手たちを撮影すると、たぶんテレビの中継映像で見るような程度の大きさにまで拡大することができました。ただ、この写真の撮影場所は上の写真の時よりも前の方だったので、単純に比較することはできません。

上の写真を等倍まで拡大すると、次のような写真になりました。被写体は僅かにボケていますが SNS にアップしたり WEB で公開する程度なら十分な画質だと思います。

APS-C 機 + 300mm レンズでようやく満足するレベルの写真になりました。思うに、スタンドからの撮影では少なくともこの組み合わせが必要になってくるでしょう。それに、APS-C 機と 300mm 程度までのズームレンズというのはバリエーションが多くて、しかもコスト的にも入手しやすいことから、この組み合わせはけっこうお勧めです。

参考までに、次は EOS Kiss M を使用してライトポール際の座席から 250mm(換算 400mm)の焦点距離でバッターを撮影した写真です。

EOS Kiss M を使用してバックネット裏の上の段から 250mm(換算 400mm)の焦点距離でマウンドに集合している選手たちを撮影した写真です。

Sony RX100M6 を使用して一塁側内野席の最上段から 72mm(換算 200mm)の焦点距離でマウンド付近のチアリーダーやマスコットたちを撮影した写真です。

Sony RX100M6 を使用して一塁側内野席の通路より少し下の段から 72mm(換算 200mm)の焦点距離でホームベース上を撮影した写真です。

こうしていくつかのカメラとレンズを使用して撮影していると、「持って行くカメラやレンズを吟味するのは楽しいけど、実際の運搬はとても苦労するし準備にも手間がかかる。焦点距離の長いレンズは高価・・・。コンデジの RX100M6 だったとしても上図のようにそこそこ満足する画質だし、それならもう RX10 といった高倍率ズームレンズを備えたネオ一眼でいいんじゃないか?」と考えるようになりました。次の写真は所謂ネオ一眼と呼ばれる RX100M4 です。

当然、ネオ一眼はコンデジの派生型ですから、写真の画質は APS-C 機やフルサイズ機だったり、L レンズ相当の高価なレンズとの組み合わせの時より落ちますのが、でもそれはがっかりするほどの差ではありませんし。ネオ一眼でも十分満足できるはず。ネオ一眼のズームは換算 600mm 前後が一般的なので、おそらく本記事に掲載したどの写真よりも被写体を大きく写せるメリットが生まれます。何より、カメラを一台だけ持ち出すだけでどの座席からでも十分大きく写せるのが良いです。このようなメリット・デメリット、コストを総合して判断すると、おそらくスタジアムでの撮影においてはネオ一眼を使用することがベストな選択肢ではないかと考えています。

以上がスタジアム撮影で選ぶべきカメラやレンズの種類についてのお話でした。何かの参考になれば幸いです。